被保護世帯の移り変わり
那覇市の生活保護の動向は、昭和47年度以降一貫として増加傾向で推移してきましたが、昭和56年度の被保護世帯3,708世帯、被保護人員9,363人、保護率31.11‰をピークに年々減少の経過を示し、平成5年度には18.96‰と最低値を示しました。しかし、その後は再び増加傾向に転じ、平成20年度では被保護世帯6,124世帯、被保護人員8,960人、保護率28.54‰となっています。
- ■単身世帯の占める割合
- 世帯の構成人員を全国一斉調査時で見てみると、単身世帯が昭和47年34.7%、昭和55年40.0%、昭和60年46.8%と年々その比率が増加し、平成20年においては71.5%と全被保護世帯の半数以上を単身者が占めるようになっています。
- ■年齢別で見る被保護人員
- 全国一斉調査時の被保護人員の年齢階級の変化では、0歳から14歳において昭和47年に37.6%占めていたのが年々減少し、平成20年では12.0%となっています。これとは逆に60歳以上においては、昭和47年16.4%から昭和53年15.9%で若干減少、昭和54年以降は上昇をつづけ平成20年では48.4%を占めるようになり、被保護人員の約半数近くを60歳以上の高齢者が占めています。
- ■世帯別の割合
- 生活保護世帯を世帯別に分類した場合、平成20年度においては高齢世帯が47.9%、傷病・障害世帯35.4%、母子世帯6.6%、その他世帯10.1%となっています。那覇市においては、ここ10年来、高齢者世帯は増加傾向となっています。
生活保護の申請受理、保護離脱の割合
生活保護の申請、開始、廃止の状況をみると、福祉相談室において生活の困窮で相談を受けたものは、平成20年度1,513件で、そのうち生活保護を申請受理された件数は1,065件です。
そして生活保護の受給要件調査、判定により却下、取り下げとなったケースは144件、開始ケースは911件、廃止ケースは566件です。
平成20年度の年間離脱率は、沖縄県全体では9.58%、那覇市は9.24%と低く、保護から離脱しにくい状況です。
※年間離脱率(廃止率)=年度廃止総世帯数/年間平均被保護世帯数×100
生活保護費の支出額の移り変わり
生活保護費支出額をみると、平成20年度は約140億9,608万円で、昭和47年度の支出額約6億8,000万円の約20倍となっています。
生活保護費の全体に占める生活扶助費の割合は、昭和47年度66.9%から平成20年度32.5%と縮小し、逆に医療扶助費は昭和47年度21.9%から平成20年度50.6%へと拡大しております。昭和60年度以降、生活扶助よりも医療扶助の割合が大きくなっているのが特徴です。
なお、平成12年度から新たに介護扶助が導入されましたが、生活保護費の全体の占める介護扶助の割合は、平成20年度1.9%となっています。
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